2017-01-01から1年間の記事一覧
戸板学園で非常勤をやっていたときの仲間と3人で、毎年恒例の食事会を新宿でしました。その後、2人と別れてから帰りの電車の時間まで余裕があったので、神楽坂を歩いて、ついでに天丼を食べて帰って来ました。もっと神楽坂的お店に入ってみたかったのですが…
昨日はお天気が悪かったのですが、佐川文庫で「前橋汀子 カルテット」夜のコンサートを聴いて満足した時間を過ごせました。前橋さんのヴァイオリンの音色は深みのある音、軽やかな音、高音の研ぎ澄まされた音を引き分けて、身体に染み込んでくるようでした。…
昨日は、夏の間お休みだった生け花の会があり、久しぶりにお花を活けました。茶色に紅葉したモミジと白いトルコキキョウ、黄色い葉鶏頭に八つ手の葉っぱ。色合わせは活けているときは、地味に感じましたが、家に戻って玄関に活けたら驚くほどの華やかさ。生…
コールバーグの道徳的認識の発達段階の設定は面白いと思いますが、そこには混乱があるような気がしています。ギリガンが指摘したように、別の在り方を混在させている気がします。私は、第2段階から第3段階を経るのでなく、第4段階、第5段階に行くリニア…
私たちが通常道徳として受け止めている規範レベル、それが慣習的水準と呼ばれているものです。一言で言えば、この水準は現状維持を前提としています。そしてこれもコールバーグは2段階に分けます。 〔慣習的レベル〕 個人の属する家族、集団、あるいは国の…
さて、コールバーグは、仮想の道徳上の葛藤場面に対する反応を分析して、三水準六段階の発達段階を抽出しました。有名なハインツの例を引きながらこのことを説明しましょう。 【ハインツのジレンマ】 ヨーロッパで、一人の女性が非常に重い病気、それも特殊…
キャロル・ギリガンのケアの倫理を考えるにあたって、ローレンス・コールバーグの道徳性の発達段階論をまず抑えておく必要があります。ギリガンのケアの倫理は、このコールバーグの理論への批判あるいはその一面性の指摘として出てきたからです。 コールバー…
明日はお彼岸のお中日です。今日、やっとお参りしてきました。彼岸に行けるかどうかは分かりませんが、いずれこの此岸からは去っていきます。高齢者の集まっている介護施設にいると、「早くお迎えに来てもらいたい」と利用者さん同士が話し合っている場面に…
今日は一日☂。台風18号の影響です。台風18号は午前11時半頃、鹿児島県南九州市付近に上陸し、午後5時頃、高知県宿毛市付近に再上陸したようです。そして眠くて仕方ない一日でした。 気合を入れ直して、インフォームド・コンセントの前提条件をまとめておきた…
昨日の授業で、インフォームド・コンセントを扱いました。インフォームド・コンセントとは、十分に治療や実験の内容を理解した上で、患者あるいは被験者が同意を与える、あるいは治療や実験を拒否することです。現在、医療の現場でごく当たり前になりつつあ…
『しあわせへのまわり道』(原題:Learning to Drive、2014年)と『死刑台のエレベーター』(1958年)のDVDを観ました。後者は以前にも観ましたが、その時はピンときませんでした。ストーリーで映画を観ていた時期です。 『しあわせへのまわり道』は女性詩人…
6日は、無線技術、特にBluetooth(ブルートゥース)の話でした。こんなロゴ見たことありますよね。 ペアリングして、スマフォをワイヤレス・イヤフォンで使えるというのは、そうかあと思いました。実際にパソコンにマウスをペアリングさせたり、やって見せ…
昔から「笑う門には福来る」と言いますが、ある利用者さんが、私が笑ったら「なんで笑うんだよ」と怒り出しました。その利用者さんを笑ったのではなく、その場での他の人との話の中で笑っていたら、そういう反応を引き起こしました。そのときは、驚いてしま…
昨日の夕方、常陸大宮市の新しい道の駅、かわプラザ(2016年3月25日供用開始)に行って来ました。国道118号沿い、水戸方面から行くと、道路の右側です。 建物の中の感じは、常陸太田市の道の駅とよく似ています。ただ、フードコートからの川の流れの眺めは素…
神奈川生まれで、ひたちなか市で定年を迎えられたある利用者さんが、別の利用者さんを見かけて幼馴染だ、と言っていました。思い違いかもしれませんが、見間違いの訂正は通常はどういう構造を持っているのでしょうか。 デカルトは方法的懐疑において、感覚を…
死ぬまで現役でいたい、とはよく言われます。仕事については、肯定的に語られます。しかし、性の領域では、まだまだあっけらかんとは語られていません。特に、親世代の性の問題は、子ども世代にとっては触れたくない部分ではないでしょうか。 認知症の深まり…
今日は前庭のぼうぼうになっていた木の残りを剪定しました。風が少し涼しくなりましたが、まだ動くと汗が出てきます。23日が処暑でしたが、逆に暑くなりました。「暑」がつく言葉は三つあって、7月7日が小暑、7月23日が大暑、そして8月23日が処暑です。 さて…
茨城県知事選挙の投票日は明日になりました。25日19時から水戸駅南口で街頭演説会が行われ、応援弁士として小泉進次郎さんがやって来ました。私は仕事のミーティングで直接は聞けませんでしたが、大井川和彦さんのホームページの動画を見ました。 南口のペデ…
3回目は所用のため欠席してしましました。今日は4回目で「ウェブサイトの仕組み(2)」でした。ネットワークのネットワークがインターネットですが、前回はインターネット上のデータを互いに参照できるハイパーリンクの仕組みや、インターネット上の情報…
昨日、家の前の庭木を子どもに切ってもらっていたら、いきなりスズメバチが何匹も飛び出してきました。驚いて私たちは一端退却しましたが、もう一回やると子どもが立ち向かい刺されました。私は「止めなさいと言ったのに」とかなり頭に来てましたが、ともか…
19、20日はひたちなか祭です。今日は、午後4時過ぎから雲行きが怪しくなり、雷が鳴り出し一時停電しました。その後、ピカッと光ってから数秒でゴロゴロドスンと何回か雷が落ちていました。煙の薄い絨毯のような雲が西から東へと風に流され、土砂降りの雨が2…
ニーチェは、ヨーロッパを支配するキリスト教道徳の真髄をルサンチマン(怨恨)と解釈します。ではこのようなルサンチマンの類型(反動形成の類型)がなぜ歴史的には勝利を収めてきたのか。 まず、ニーチェの道徳的価値とは、それを掲げる類型を形成する意志…
ニーチェは「力」という概念を使って、道徳批判をしました。徳を占有している力はどういう力か、とその由来を問題にしたわけです。善と悪の問題を、「力」という視点から見たときどう見えるのか。ニーチェはあらゆるものは、「力への意志」であると言いまし…
お盆の3日が終わり、灯篭の電池セットを回収しました。今年は、13日は晴れましたが、あとの2日は曇り時々雨、15日はかなり降りました。今日も雨模様で、少し肌寒さを感じる、じっとりした梅雨のような天候。6時から灯篭流しをやっています。7時から行余学…
5日、6日は湊の八朔祭でした。ひたち海浜公園ではロッキン(ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017)が開催されましたが、11日、12日にも引き継がれ、4日間で出演アーティストは205組、動員数27万人と言われます。会場から私の家まで数キロはあると思いますが、11日…
思春期を描いた二つの映画を観ました。例によってDVDです。一つは1986年の名作と言われる『スタンド・バイ・ミー』(アメリカ)、もう一つは2015年の日本映画『くちびるに歌を』です。どちらも主題歌が良かった。『くちびるに歌を』はアンジェラ・アキの…
今日は昨日と打って変わって曇り空。天気予報では、お昼頃に雨マークもついていました。3時頃にざぁーと降ってきましたが、気温も低めで過ごし易い一日でした。30日の新聞から今日の新聞までまとめ読みしました。『東京新聞』(7月30日)「時代を読む」コー…
7月が終わろうとしています。7月は好きな月です。講義は6月が一番苦しかったですが、これは他の先生方もよくおっしゃってました。7月になると夏休みに向けて登頂のカウントダウンが始まります。夏の緑も青さと勢いがあり、夏本番直前のワクワク感もあります…
稲田朋美防衛相が引責辞任し、民進党の蓮舫代表も辞意を表明。政治の場面がバタバタ動いています。8月27日には茨城県知事選もあります。政治がらみの人間の動きは関心を引くようです。政策そのものの議論より、そこに絡む人間の問題の方が、とっつきやすいの…
吉永小百合の北の三部作の2番目にあたる『北のカナリアたち』(2012年)を、DVDで観ました。原案は湊かなえ『往復書簡』の中の1作「二十年後の宿題」です。吉永小百合と仲村トオルの年齢差を指摘して、吉永小百合の役柄じゃないという書き込みなどもあり…