宮内寿子「おはなしのへや」

日々、思うこと。

2018-01-01から1年間の記事一覧

日常生活の中に溢れる知らないこと

今年の12月は、例年になく暖かく過ぎてきました。今日、漸くリビングにこたつを作りました。いつもは遅くとも、11月の初めにはこたつを作っていたので、今年は例外的に遅かったです。12月にあった職場の研修会を欠席したので、レポートを書いていまし…

触覚的身体から「私」が成立

年末の時間はなんとなく忙しないです。買い物に行くと、クリスマス商品と正月の商品が混在していて、それも慌ただしさを感じさせられるのかもしれません。こういう時に、考えてることではないかもしれないのですが、忘れないうちに書いて置くことにします。 …

立ち止まることの意味

今日は青空が広がって、気持ちいい一日でした。テレビをつけたまま障子貼りをやりました。「ゴゴスマ」で札幌の爆発事故を扱っていましたが、コメンテーター武田邦彦さんの、「スプレー缶は使い残しがある場合、そのまま回収すべき」はとてもよく分かりまし…

現実と空想をどう区別しているのか

昨日は晴れていましたが、風が冷たく、洗濯物は乾いても冷たいので、室内で二度干ししました。師走の寒さを感じる一日でした。夕方近く、眼科へ行って薬をもらって来ましたが、私が行ったとき、珍しく患者さんは一人もいませんでした。秋の日ではなく、冬の…

「私」は自明か?

ケアにおける自立支援を考えるとき、他者の自己決定をどう引き出し援助するかという問題と向き合わざるを得ないことになります。共に考えるという行為は、単純に相手の立場に立つということではありません。相手の立場に立って考えるは、カントの常識の三要…

リハビリテーション

午前中は晴れ間も見えていましたが、2時過ぎたら雲が厚くなり、あっという間に曇天に変わりました。天気予報では、今夜は関東の山間部で雪も降るとか。 午後、左肩のリハビリをして、診察も受けてきました。診察のとき、若いドクターで話し易く、こちらもつ…

入管法改正問題

昨日、農業大学校での8回の授業が終わりました。社会心理学という科目で、主に人間関係、コミュニケーションの問題を扱いました。農大生は、コミュニケーションを苦手とする学生が多いです。試験レポートで、授業で扱った内容で関心を持ったものについて書い…

県議選無投票のお礼の旗

師走、12月に入りました。今日もいいお天気でしたが、一度7時過ぎに目を覚まし、また寝てしまったら、起きたのがお昼近かったです。肩の痛みと腰の痛みが、朝より軽くなっていました。(゜-゜)、やはり疲れが溜まってるのかなぁ。 夕方、散歩に出て、県議選の…

認知症状って何なのか

晴れ間が出ていると、部屋の中や車の中は暖かです。むしろ、少し厚着をしていると暑いくらい。でも、朝晩はすっかり晩秋から初冬にかけての寒さになりました。今日で11月も終わりです。 現在の施設では、半日だけ運動に来ている方たちもいます。高齢者特有の…

客観的な人

客観的な人ってどういう人でしょうか。観察力があり、自分の感情や観方に囚われずに、相手の立場に立って理解し、矛盾なく総合的に判断できる人。(゜-゜)、これってカントの常識(普通の人間悟性)の規準と一致した判断能力を示せる人ということのようですね…

主観的な人ほど、幸せ?

今日も日中は暖かでした。昨日、肩のリハビリをして、今日は少し痛みがあります。痛み止めを飲んでないせいもあるのかも。 ところで、幸せって、どういうことでしょう。あまり考えない、という人のほうが多いのかもしれません。毎日、それどころではない、と…

共感する力

ここのところ毎日、今朝は今年一番の寒さ、という状態が続いています。日中は暖かいのですが、朝晩はめっきり冷え込むようになりました。そうですよね、もう11月も下旬。ああ、年賀はがきを買わなければ、と郵便局へ行くたびに思う時期になりました。まだ、…

同窓会

先週末、高校の140周年記念祝賀会があり、出席しました。600名以上の参加者で、会場はごった返していました。かつて学年を超えた同窓会には、年配の方たちばかりでしたが、今は幹事学年の結集する機会になっています。世代を超えた集まりは結構壮観で、楽し…

認知症の家族とともに

今日は結構お天気がよかったです。月曜日からは寒くなるようですが。 『認知症の人を愛すること』(ポーリン・ボス著)を読み始めました。治療法のない病気や状態と共存しなければならないなら、見方や考え方を変えればいい、という視点から認知症の人と共に…

11月の千波湖公園

11月に入ったと思ったら、あっという間に中旬になってしまいました。7日に左肩のMRIを撮り、8日に結果を聞きに病院へ行きました。左肩にずっと痛みがあったのですが、腱板損傷があることがわかりました。年齢的なものが大きいようです。今日はリハビリで、…

ハロウィーン

今日で10月も終わり。渋谷のハロウィーンは大騒ぎのようです。 ハロウィーンというと、1992年10月17日にアメリカで起きた日本人留学生射殺事件を思い出します。元々ハロウィーンは古代ケルト文化の祭りです。秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す宗教的行事でした…

声上げる大切さ、声を拾う大切さ

安田純平さんの解放後、ネットで「自己責任論」が出て、それに対するジャーナリストからの「安田さん擁護」が続々出て来ているようです。この自己責任論、かつてイラクで日本人が3人拉致されて、後に解放されたときにも出ました。2012年にシリア内線を取材…

「11・3憲法のつどい」実行委員会

昨日今日と晴天が続いて、気持ちの良い秋の日でした。仕事が終わってから、「11・3憲法のつどい」の実行委員会がありました。「憲法」からみる原発問題、というテーマで、東海第2原発の再稼働問題を憲法の観点で考えてみようというのが今回の趣旨です。生存…

『幸せへのキセキ』と『僕とシッポと神楽坂』:動物たちと共に

2011年12月23日公開のアメリカの映画『幸せへのキセキ』(2012年6月8日日本公開)のDVDを借りてきて観ました。実話を基にした映画で、その話は「動物園を買った家族の奇跡」としてアンビリバボーで、2012年に放送されています。実在するイギリス南西部のダー…

午後の一コマ

今日の午後のレクリエーションのときに、カルタ取りをしました。何かと言うと、「このやろう」という言葉が出てくるKさん。同じテーブル席のHさんの世話を焼きますが、口調が強いので、最初スタッフは、はらはらしていました。でも今日は、カルタ取りのと…

『改訂御定法』(山本周五郎)

久しぶりに山本周五郎の短編を読み返しました。これは私の好きな短編で、プロットも登場人物も気に入っています。映像化するとしたら、誰かななど思いながら読んだりもします。 町人資本が勃興した時代の話なので、元禄(1688-1704)時代以降。主人公のいい…

技術か性格か

ここのところ、病院通いが続いています。身体のメンテナンスの時期なのでしょう。5日に右下の親知らずを切開抜歯、11日に左肩の石灰沈着腱板炎を診てもらいました。今日、親知らずの手術の抜糸をしてもらい、ひとまず親知らずの治療は終了。2007年に左下の親…

『大統領の料理人』:美味しいもの万歳

10月もあっという間に過ぎています。今日は台風の影響で、真夏日でした。明日は24度まで下がるようですが。10月といえば、収穫の秋。美味しいものが一杯。そういうわけでもないのですが、『大統領の料理人』(2012年公開)のDVDを借りてきて、観ました。とも…

『新潮45』休刊から人権を思う

今日のワイドショーでは、貴乃花親方の引退宣言会見と『新潮45』の休刊が目を引きました。『新潮45』は、杉田水脈衆議院議員のLGBT(性的少数者)の人々への「生産性がない」という主張を掲載した8月号に続き、10月号で「そんなにおかしいか『杉田水脈』…

心身二元論の効用

どうも夏の疲れが出ているのか、やる気が出てきません。体調が気分にも影響している感じです。このこころとからだの関係は、本当のところどうなっているのでしょうか。 こころとからだが別の原理で動いているというのは、ごく普通に捉えられます。ただし互い…

生き切ること

生き切るとはどういうことなのでしょう。東日本大震災のときの遺体処理のドキュメンタリー的映画『遺体』を授業で観たとき、若い人が亡くなった場面で、「でも生き切ったのだと思います」と私が述べたことに、納得できない学生が何人もいました。納得できな…

藤田嗣治展

午前中は雨がぱらついていましたが、3時過ぎには上がっていました。友だちと久しぶりにランチをして、それぞれの近況を報告しあって、そのあと一人で東京都美術館で開催されている「藤田嗣治展」を観てきました。 藤田嗣治は1886年(明治19)軍医の次男とし…

力を引き出す指導

大坂なおみ選手の快挙に、大阪だけでなく日本のマスコミが飛びついています。日本人の母とハイチ出身の米国人の父を持つ大坂選手は、3歳からアメリカに居を移して練習を重ね、20歳でテニス全米オープンで優勝しました。彼女は「二つの国籍を持つあなたのア…

デイサービス(通所介護)とQOL

いる・あること(being)とすること(doing)をめぐる問題は、高齢者のレクリエーションを考えるときのヒントになります。beingのためのdoingと考えるか、doingのためのbeingと考えるかで、doingへの向き合い方が変わります。 なぜこういうことを考えるかと…

地方新聞の役割

大型台風21号は徳島県南部に上陸した後、瀬戸内海を抜け兵庫県に再上陸して、スピードを上げて日本海に抜ける見込みのようです。ここでも風が結構吹いています。 1日に高校の同窓会の総会があり、茨城新聞社代表取締役小田部卓さんに、講演して頂きました。…

h-miya@concerto.plala.or.jp