宮内寿子「おはなしのへや」

日々、思うこと。

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

見間違いの訂正1)――超越論的主観性

神奈川生まれで、ひたちなか市で定年を迎えられたある利用者さんが、別の利用者さんを見かけて幼馴染だ、と言っていました。思い違いかもしれませんが、見間違いの訂正は通常はどういう構造を持っているのでしょうか。 デカルトは方法的懐疑において、感覚を…

高齢者の性

死ぬまで現役でいたい、とはよく言われます。仕事については、肯定的に語られます。しかし、性の領域では、まだまだあっけらかんとは語られていません。特に、親世代の性の問題は、子ども世代にとっては触れたくない部分ではないでしょうか。 認知症の深まり…

ニーチェの道徳批判4)禁欲主義的理想の意味するもの

今日は前庭のぼうぼうになっていた木の残りを剪定しました。風が少し涼しくなりましたが、まだ動くと汗が出てきます。23日が処暑でしたが、逆に暑くなりました。「暑」がつく言葉は三つあって、7月7日が小暑、7月23日が大暑、そして8月23日が処暑です。 さて…

茨城県知事選挙

茨城県知事選挙の投票日は明日になりました。25日19時から水戸駅南口で街頭演説会が行われ、応援弁士として小泉進次郎さんがやって来ました。私は仕事のミーティングで直接は聞けませんでしたが、大井川和彦さんのホームページの動画を見ました。 南口のペデ…

ひたちなか市民大学 ネットワーク技術中級・上級 第4回

3回目は所用のため欠席してしましました。今日は4回目で「ウェブサイトの仕組み(2)」でした。ネットワークのネットワークがインターネットですが、前回はインターネット上のデータを互いに参照できるハイパーリンクの仕組みや、インターネット上の情報…

スズメバチ

昨日、家の前の庭木を子どもに切ってもらっていたら、いきなりスズメバチが何匹も飛び出してきました。驚いて私たちは一端退却しましたが、もう一回やると子どもが立ち向かい刺されました。私は「止めなさいと言ったのに」とかなり頭に来てましたが、ともか…

ニーチェの道徳批判3):「主体」という虚構

19、20日はひたちなか祭です。今日は、午後4時過ぎから雲行きが怪しくなり、雷が鳴り出し一時停電しました。その後、ピカッと光ってから数秒でゴロゴロドスンと何回か雷が落ちていました。煙の薄い絨毯のような雲が西から東へと風に流され、土砂降りの雨が2…

ニーチェの道徳批判2):道徳の二つの判断形式ー「よいと悪い」「善と悪」

ニーチェは、ヨーロッパを支配するキリスト教道徳の真髄をルサンチマン(怨恨)と解釈します。ではこのようなルサンチマンの類型(反動形成の類型)がなぜ歴史的には勝利を収めてきたのか。 まず、ニーチェの道徳的価値とは、それを掲げる類型を形成する意志…

ニーチェの道徳批判1)

ニーチェは「力」という概念を使って、道徳批判をしました。徳を占有している力はどういう力か、とその由来を問題にしたわけです。善と悪の問題を、「力」という視点から見たときどう見えるのか。ニーチェはあらゆるものは、「力への意志」であると言いまし…

お盆が終わって

お盆の3日が終わり、灯篭の電池セットを回収しました。今年は、13日は晴れましたが、あとの2日は曇り時々雨、15日はかなり降りました。今日も雨模様で、少し肌寒さを感じる、じっとりした梅雨のような天候。6時から灯篭流しをやっています。7時から行余学…

「我思う、ゆえに我あり」

5日、6日は湊の八朔祭でした。ひたち海浜公園ではロッキン(ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017)が開催されましたが、11日、12日にも引き継がれ、4日間で出演アーティストは205組、動員数27万人と言われます。会場から私の家まで数キロはあると思いますが、11日…

二つの映画から、徳目主義を考える

思春期を描いた二つの映画を観ました。例によってDVDです。一つは1986年の名作と言われる『スタンド・バイ・ミー』(アメリカ)、もう一つは2015年の日本映画『くちびるに歌を』です。どちらも主題歌が良かった。『くちびるに歌を』はアンジェラ・アキの…

「道徳教育、大切なことは?」から

今日は昨日と打って変わって曇り空。天気予報では、お昼頃に雨マークもついていました。3時頃にざぁーと降ってきましたが、気温も低めで過ごし易い一日でした。30日の新聞から今日の新聞までまとめ読みしました。『東京新聞』(7月30日)「時代を読む」コー…

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