宮内寿子「おはなしのへや」

日々、思うこと。

薬はサポーター

 22日(金)に「はまぎくカフェ」を再開できました。昨年の10月21日(水)に「はまぎくカフェ」の第1回が開催されました。これまでに4回中止になって(新型コロナ感染拡大のため)、今回は第9回目でした。何とか開始から1年を経過出来て、嬉しい限りです。

 今回は、お薬の話第2弾「笑って楽しくお薬の話」がメイン・テーマでした。4月に「健康寿命を伸ばす薬の飲み方」というタイトルで、薬の話を乾守男さんにしてもらいました。その時、出席者の皆さんは健康寿命や薬のことを大笑いしながら考えることが出来て、大好評でした。再開に当たって、コロナで鬱屈している気分を払いのけたいという思いもあり、再度、乾さんにお願いしました。

 冒頭から、「今はコロナ問題よりも小室問題ですよね」と始まり、皆さんくすくす笑いながら講話が始まりました。ワクチンの免疫量は確かに半年すると少なくなっているそうですが、なくなるわけではなく、重症化や後遺症はかなり防げるというエビデンスが取れている、という話は嬉しかったです。欧米では、3回目は自費でという方向性も出ているとか。日本でも、コロナも2類から5類にダウングレードすることも検討されているという話もでました。そうなると、インフルエンザと同じような対応になり、ワクチン接種も原則自己負担になります。ただこれはまだ、専門家の間でも意見が割れているようです。要は、医療者のようにコロナ感染者との接触が多い人以外、3回目のワクチン接種がどれくらい必要かは疑問だ、ということのようです。

 その他、私たちが薬に頼りすぎるのはどうなのかという指摘がありました。それもお説教ではなく、笑わせながら、うなずかせてしまうやり方で。良く効く薬を求めるのではなく、薬を良く効かせるためにどんな努力が必要かを知って実践することが、重要だということです。薬はサポーターであって、主役ではないんですよ、と笑うことや楽しむこと、身体を動かして人とコミュニケーションをとることの大切さを、歌や体操も交えて伝えてくれました。

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                 10月22日(金)コミセン玄関

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