水曜日のはまぎくカフェで、「歌かるた」を作ってゲームをしました。歌名から歌手名を取るゲームです。この歌を選曲する過程が面白かったのですが、それをカフェでやると時間が足りないので、スタッフが選曲しました。54曲選曲して、テーブルに載りきらないので、50曲で終わりにしました。そして、ソーシャルディスタンスを意識して、かるた取りの時は新聞の棒を使いました。
歌は分からない、歌手名は出てこないと言っていた参加者の皆さん、そんなことありませんでした。次から次へと名前が出てきて、さらに「〇〇がこういう歌うたっていたね」と思い出話に展開。
「ルビーの指環」を私たちが、「寺尾まさあき」とリストアップしていたら、「寺尾聰(あきら)よ」と声が飛びました。失礼しました。
「ルビーの指環」は、好きな歌です。おしゃれな失恋男の歌だなぁと、思ってきました。でもふと、「誕生石ならダイヤなの」じゃ、この歌の雰囲気にならないなぁと思った辺りから、なぜルビーかと思い始めました。
ルビーは宝石の女王と言われるようです。ルビーには情熱・勇気・永遠の命・美という石言葉があります。ダイヤは王様。でも産地が限られていて、ダイヤモンドより貴重とされた時代もあったそうです。成分として同じものがサファイヤです。酸化アルミニウムの結晶で、コランダムという鉱物です。含まれている不純物によって色が異なってきます。ルビーは不純物としてクロムを含むことで、赤く見える。ブルーサファイアは酸化鉄と酸化チタンを含むことで、青く見えます。なるほど。私的にはサファイヤの方が好きです。
値段を調べてみると、ピンからキリまでありますが、ダイヤの半額以下で、素敵なものがありました。歌詞の中に「俺に返すつもりならば 捨ててくれ」とあります。もちろんルビーの指環でも「イヤーちょっと捨てられないよ」です。この場合は、気持ち的にも。でも、ダイヤだったら。「オイオイ、捨てるんなら私にください」です。
誕生石がもっと安い石だったら? 「俺に返すつもりならば 捨ててくれ」の重みが変わってきます。むしろ「思い出として、俺に返してくれ」という、より女々しい歌にしないと、安上がりの女だったわよね、と突っ込みたくなる。
ヒットする曲には、設定のところでも、納得させられる仕掛けがあるなぁと感じました。