宮内寿子「おはなしのへや」

日々、思うこと。

発達障害改善プログラム研修会

 6月が終わろうとしています。怒涛の6月でした。千葉看護協会の仕事がWEB講義になったことで、かなり緊張しました。講義の予行演習もしたりして、2日間、6時間の仕事でしたが、終わった時の解放感は大きかったです。6日に、ワクチン接種の1回目があって、これもやはり緊張していたようです。1回目はそれほど副反応は出ないと、先に済ませた人たちから聞いてはいましたが、1週間くらいして、体調が思わしくないときがあり、今頃副反応かと思ったりしました。

 そして28日、29日と、発達障害改善プログラムの研修会がありました。RIKUI式の療育手法を学ぶ研修会でした。お子さんがウィリアムズ症候群という川田尚果さんが生み出した療法です。彼は、エジソンアインシュタインスクール協会でも講師をしていたようです。内容は盛りだくさんで、2日程度聞いて、すぐ実践できるものではないですが、使えるものは結構あるなぁと感じました。発達障害児は右脳が発達しすぎている、「右脳の過剰反応」という話は納得しました。

 問題行動とその原因で、環境による行動要因は、普通にあるなぁと感じました。⓵医学的・生理的要因(薬の副作用、アレルギー、痛み、疲れなど)、②睡眠サイクル、③食生活、④家庭の状況(生活習慣、両親の精神状態など)、⑤時間帯、⑥物理的環境(明るさ、ノイズ、温度、湿度、座席位置、広さ、人の数、特定の場所等)、⑦人とのかかわり(特定の人、療育者の指示方法、注目される、怒られる)、⑧活動内容(難しい作業、面白くない活動、移動時、予定の変更)(『指導員研修教材』14頁)。

 問題行動に至るかどうかは、その時の余力がどのくらいあるかに寄るのかもしれません。シャットアウトする力の有無と言ったらいいでしょうか。それは体力と同時に心のエネルギー状態もあると思います。私は、⑥に弱いかなぁと自己分析しています。調子が悪い時は、これで分かります。これは脳のどの領域が関わっているのか、ちょっと興味があります。

 RIKUI式がどのくらい使えるかは、現段階では未知数ですが、取り組む体制を作れるかどうかなのかもしれません。

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      本文とは無関係ですが、癒される空間です。佐川文庫木城館の庭。

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