宮内寿子「おはなしのへや」

日々、思うこと。

モルックで対戦

 昨日は前日、前々日と一転した寒い一日でした。雨はさほどではなく、傘を差さなくても近い距離なら何とか移動可能。

 昨日の「はまぎくカフェ」はニュースポーツ対戦でした。ニュースポーツは、20世紀後半に考案・紹介されたスポーツ群で、1979年にはじめてこの言葉が使用されました。勝敗に拘らずに、レクリエーションとして楽しむ身体運動を指します。

 単に高齢者向けの運動群ではなく、ハンググライダーのようなものも入ります。新素材が手に入り易くなって誕生した運動や、世界の或る地域で伝統的な民族スポーツとして楽しまれていたもの、ゴルフを年齢・体力・技術・プレー環境を考えてアレンジされたグラウンドゴルフなどと、多様です。

 モルックは、フィンランドからロシアに広がるカレリア地方発祥のキイッカを基にしたニュースポーツです。1996年にフィンランドのラーデン・パイッカ(Lahden Paikka)社によって考案されました。フィンランド国際モルック協会が2001年に結成され、現在は、国際モルック連盟が、毎年、国際大会を主催しています。日本では、2011年に、日本モルック協会が結成されました。2020年現在の競技人口は、5000人から8000人と言われています。

 ちょっとボーリングを連想させますが、木の棒(モルック)を使って木のピン(スキットル)を倒すゲームです。スッキットルは12本で、それぞれに1から12までの数が書いてあります。

 下の図のように並べます。このピンの塊から3~4メートル離れた場所から、モルックを下手投げで投げます。 ゲームを始めるときのピンの並べ方(ウィキペディアより

 

 ピンを一本倒すと、ピンに書かれた数字が得点になります。2本以上倒すと、倒れたピンの数が得点になります(例えば5本倒すと5点)。ピンは倒れて完全に地面に着いているものだけが、カウントされます。寄りかかったり、重なっているピンは数えません。毎投擲後、ピンは倒れているその位置に立てられます。ですから、だんだんとばらけて行って、一本狙いができるようになります。グループ戦の時は、それぞれのグループが交互に投げます。

 そして、最初に得点が50点ジャストになったプレーヤー(の組)が勝利します。50点を超えてしまうと、25点に戻ります。この逆転可能性の面白さ。最初はどんどん点数を加算していきますが、途中から、考えながら、ピンを狙います。なかなか勝敗が付かないので、3分という時間を区切った対戦がありました。ギリギリ1秒残しで30点(今回は30点で設定)を獲得して勝利し、大盛り上がりでした。

 ラダーゲッターもゲームはしませんでしたが、投げて引っ掛けて点数をカウントすることはやりました。皆さん、ゲームの選択が良かったと言ってくれました。とても楽しい時間でした。

h-miya@concerto.plala.or.jp