17日の「第10回 はまぎくカフェ」で、ブレイン・ハートセンター院長の畑山徹先生の講話を伺いました。テーマは「脳卒中、認知症から身を守るコツ」でした。
寝たきりの50%以上を脳卒中と認知症が占めるというデータの提示から、話が始まりました。この二つを減らすことが出来れば、健康寿命を伸ばすことが出来ます。
脳卒中には脳血管が詰まる脳梗塞、血管が破れる脳出血とくも膜下出血があります。血管の拡張作用がある一酸化窒素(NO)を増やすには、鼻呼吸がいいというお話。成程、だから体操で鼻呼吸を使う深呼吸が入っているんだと納得しました。カカオも血管を広げる効果があるので、95%のチョコを一日三口くらい食べるのがいいそうです。でも、95%以上カカオを含むチョコはちょっとなぁと思います。70%くらいなら、毎日でも少しずつなら食べられます。そして、温浴で体温を1度くらい上げるのがいい。末梢神経から温めるのに、38度くらいのお風呂に半身浴で10分くらい浸かるのだそうです。半身浴はどうも入った気がしない、という声もちらほらありました。
認知症というと、やはり記憶が問題になります。これには海馬が大きく関わっています。縮んだ海馬の状態を改善するのに役立つものとして、①(楽しく)話す、②噛む、③歩く、が上げられました。しゃべると言えば女性の専売特許。女性は目的無くおしゃべりを続けることが出来て、これは男性には難しい。だから男性にはお酒とゴルフが必要との畑山先生の解釈。この辺りから、先生の話術が乗りまくり、会場は爆笑の渦。まぁ、男性でもしゃべるのが好きな人はいるし、おしゃべり苦手女子もいるので、人によりますね。
「ここにに参加された方が私の診察を受けて下さるときは、はまぎくカフェの名前を出してください。診療費をおまけすることは出来ませんが、親切な言葉かけはたくさんさせて頂きます」には、またまた笑いの渦。
笑う高齢者ほど健康寿命が長い、というデータも提示されていたなぁと思いながら、私も大笑いして講話を拝聴しました。