宮内寿子「おはなしのへや」

日々、思うこと。

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

言語論的転回1)言葉と心の中の何かの関係

私たちは、何かを理解するとき、ごく自然に言葉を使っています。何かもやもやと感じたものを「えーと、えーと」という感じで言葉を探し、ぴたっと当てはまる言葉や表現が見つかったとき、「そうだ、分かった」と感じます。でも異なる側面を見て、あれっ、ち…

オリンピックと内面的促し

オリンピックのスピードスケート、女子団体パシュートで金メダルを取ったニュースで、昨日は沸いていました。美と力が合致する隊列の美しさには見惚れました。あの一瞬(3分弱)を作り出すために、どれだけの練習がなされてきたかを思うと、何とも言えない思…

他者理解と言葉、距離

冬季オリンピックでは、スピードスケート女子も活躍しています。カーリングも頑張ってるし。そう言えば、フリースタイルスキー・エアリアルのスイス代表団選手の一人ミーシャ・ガッサーさんの父親と現在の奥さんが、一年前に自転車でスイスを出発してピョン…

愛について3)コミュニケーションとしての愛

ピョンチャンオリンピックで、男子フィギュアが金銀をWで獲得しました。やったーという感じです。羽生結弦選手の姿にはやはり感動します。リンク際で3位を取ったハビエル・フェルナンデス選手(同じコーチについている同士)と抱き合って泣いている姿を見た…

他者を理解することのメルクマール

15日は暖かい日差しが気持ちのいい一日でしたが、16日はまた寒さが逆戻りしてきました。2月は毎年寒いのですが、今年は1月から寒かったので、それに大雪も降ったりして、身体が縮こまりがちになってます。身体が縮こまると心も縮こまるのかなあ。 人間関係論…

認識論的転回3)イマヌエル・カント

昨晩、雨が降っていました。今朝は晴れていて、暖かでした。ただ北陸方面の雪は大変で、タンクローリー車が到着しないので、ガソリンスタンドでの販売に困難が生じているようです。コンビニエンスストアにも品物が届かない。自然の力は、私たちの生活を直撃…

認識論的転回2)ジョン・ロック

認識論的転回とは、デカルトに始まる近代哲学が、存在論中心から認識論中心へとその軸足を移動したことを言います。そしてこの動向は、カントの批判哲学で頂点を極めたと言われています。 ジョン・ロック(1632-1704)はイギリス経験論哲学者で、イギリス人…

認識論的転回1)デカルトの<心の発明>

昨日の夜、『人体⑤「〝脳〟すごいぞ!」』を見ましたが、うーん、もう少し踏み込んで欲しかった内容でした。ただ、脳のひらめきの瞬間と、ボーっとしている瞬間とが同じ状態にあると言うことが、脳のMRI画像で解明されたことには納得。「デフォルト・モード…

愛について2)

さすがに3日続けて勤務は疲れました。帰りにマッサージに寄ったら、かなり関節が固くなっていると言われました。まあ、散歩もしてないし、あまり体操もしていないので。 さて、森有正が、肉体の生はただ一回限り、「だから、ほんとうの愛も唯一つしかない。…

意識現象の複雑さ:例えば幻覚について

今日から仕事に復帰しました。抗インフルエンザ薬は、発症から48時間以内に使用すると、発熱期間が1~2日短縮され、鼻や喉から排出されるウィルスの量が減ると言われます。48時間以上たって、ウィルスが増殖しきってからでは効果がないようです。私の場合、…

h-miya@concerto.plala.or.jp