宮内寿子「おはなしのへや」

日々、思うこと。

和太鼓の響き

 23日の「はまぎくカフェ」で和太鼓集団『響雅』音で、暑さでだれ気味だった身体に喝(活)を入れられた感じがしました。どーん、どーんという響きは不思議なほどに身体に入ってきます。太鼓と言っても、大きさや打ち方の違いで音に違いがあります。

 

 鼓は手で打ちますが、和太鼓は基本撥で打ちます。前列は桶胴太鼓を横置きして打っています。打つ姿勢の美しさにも魅せられます。その後ろが、締太鼓です。締太鼓は音が長胴太鼓よりも高く、遠くまで飛ぶ、「冴えた音色と歯切れのよい高音が求められる」難しい楽器のようです。最後に聴衆の私たちも打たせてもらいましたが、私が打ったのはこの締太鼓でした。撥がバンバン弾んで、結構気持ち良かったですが、腕の力を要求されるなぁと実感しました。

 後ろ向きで打っているのが、長胴太鼓(宮太鼓)で最もポピュラーな太鼓です。その前の真ん中の列と一番前が桶胴太鼓です。長胴太鼓と桶胴太鼓の3尺(約90cm)以上の太鼓を大太鼓と呼ぶようです。『無法松の一生』の「祇園太鼓」の場面で打たれていたものです。

 太鼓の音だけで「音楽にする」というのは、なかなか凄いなぁと思いました。

h-miya@concerto.plala.or.jp