宮内寿子「おはなしのへや」

日々、思うこと。

「響雅」演奏

 毎日暑い日が続いていますが、27日(水)の午後、保育園のホールをお借りして、響雅の演奏を聴く会(はまぎくカフェ第16回)を開催できました。和太鼓の振動は床も階段の横板も振動させていました。部活の関係で、中高生の参加が少なかったそうですが、総勢だったらもっとすごい迫力だったと思います。

 ビデオ撮影もしていたのですが、振動で機器が揺れて、微妙に画面がずれた様です。床に直接座ってスマホで録画した画面の方が綺麗でした。身体が振動を吸収する力を持っているのでしょう。身体は、振動を吸収することでバランスを保つ働きをもっていて、機器は恐らく設計によってそれらの問題をクリアしていきます。身体は、体温調節機能のようなホメオスタシス(恒常性)を、振動に対しても発揮するのではないでしょうか。

 アメリカのW・キャノン(1871-1945)は、ホメオスタシスを「変化しつつも安定した定常的状態」を意味する(『日本大百科全書小学館)、と言ったようです。人間の体温は自律神経系の働きによって、自動的に調節されるとキャノンは考えたそうです。動物はこのような自動制御能力によって、外部環境からの自由度を獲得します。人間の身体というか生命体の適応の構造って凄いなぁ、と改めて感じました。                     

           「祭祀」:この曲で関東大会に出場予定

   「祝祭」:「祭祀」を複雑にした曲。昨年の全国大会出場予定曲。コロナ禍で出場を断念

          「祝祭」後半。前列で打っている高校生は、太鼓歴15年 

                アンコールを全員で演奏           

 迫力がありました。体験コーナーがあって、打たせてもらえましたが、叩くとバチが滑って音が勝手に「タタン」になります。難しいなぁと思いました。

h-miya@concerto.plala.or.jp