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宮内寿子「おはなしのへや」

日々、思うこと。

(株)日本原子力発電からの回答

 東海発電所東海第二発電所の状況報告会で出した質問表への回答をもらいました。

 「L3埋設廃棄物の埋設施設の底は、コンクリートで固められているかどうか」を質問しました。「核のゴミと私たち」(小出裕章氏講演会)でのアンケートに答えてくれた151名のほとんどの方が、放射能レベルが低くても厳重管理を希望していた旨書き添えました。

 これに対する回答は、トレンチ(素掘り)に処分する計画だということでした。L3埋設廃棄物は、金属類やコンクリートといった安定型産業廃棄物であるということが理由です。そして埋設地周辺は土壌が天然バリアになり、容易に放射性物質が施設外へ流出することはない。仮に流出して、周辺の海産物を摂取した場合でも法令で示されている基準値(10マイクロシーベルト)を十分下回っているからだそうです。

 またL3廃棄物は保全期間の目安である50年を過ぎれば、放射能は約10分の1に減衰。福島第一原子力発電所事故の指定廃棄物は、放射性物質以外にも有害物質が含まれていることからも、管理型の処分場になっているとのこと。

 そもそも流出してはまずいでしょう、と思います。たとえ基準値を十分下回っていたとしても。汚染物質はこれだけではないですよね。摂取も一回だけということで考えてもらっては困るし、基準値を下回った汚染物質が寄り集まれば、基準値を上回ってゆきます。それと子どもへの影響は、大人への影響とは比べ物にならないし。

 50年過ぎる前に大きな地震の可能性もあります。取りあえず、今出来る最善を尽くして欲しいです。例え費用がかかっても。中途半端に処理することは、やはり油断を生むと思います。まあ、何とかなるものよ、というような。大変なものを扱っているということを徹底して納得していかないと、ずさんな管理を生む気がします。

 法令遵守コンプライアンス)は最低限の「企業の社会的責任(CSR)」です。ステークホルダー(企業と何らかの利害関係を有する人々や団体)に、自然環境をも含める時代です。コンプライアンス以上を社是としない企業が、原発を扱うことはいかがなものでしょう。

h-miya@concerto.plala.or.jp