宮内寿子「おはなしのへや」

日々、思うこと。

片づけ

 今日は一日中、洗濯と片づけに追われていました。まあその間に、「ホームズ」を見ていたので、効率が悪かったとも言えます。それにしても、なんでこんなに物がいっぱいあるのだろうと、ため息が出ます。

 洋服の整理の仕方で、捨てるか残すかをときめくかどうかで決める、というやり方を提案した人がいました。なるほどとは思いましたが、どうもあまり広がらなかったようです。一年着なかったものは処分するとか、ひとつ物を買うときは一つ捨てるとか、まあ、色々やり方の提案はありますが、私はどれも徹底できないでいます。思いきれないのでしょう。なら、買わなければいいのですが、ダイソーは時々覗いては何か買ってしまいます。

 新聞記事の切り抜きも、思い切って捨てないと、溜まって行きます。いつか使うだろうと思っていると捨てられません。かと言って、完全に情報をペーパーレスにすることにも踏み切れません。ネットでニュースを見る人が増えていますが、おそらく私はこれをやると、テレビのニュースとワイドショーで基本済ませてしまいそうです。これは情報が更新されたら、その前のニュースはそのまま忘れそうな気がします。

 モノや情報がこれほど安価に豊かに手に入る時代は、ごく最近の現象です。今年は明治が始まってから150年目、第2次世界大戦敗戦からは73年目です。近代化と物質文明化の進展はたかだかこんなもの。情報化社会はコンピュータの発展と軌を一にしていると思いますが、これなど1980年代以降と言っていいと思います。溢れかえるモノや情報との付き合い方が、まだまだ試行錯誤状態で、身に付いてないのは仕方ないこと。

 「無くても何とかなる」「あることで頭と気持ちを悩ます時間と労力が勿体ない」の方針で、片づけていくことにします。恐らく何度もこの方針を胸に刻みながらやることになりそうですが。

h-miya@concerto.plala.or.jp