宮内寿子「おはなしのへや」

日々、思うこと。

春を先取りするネコヤナギ

 今日は空気は冷たかったのですが、晴れていて、部屋の中は暖かでした。今日で1月も終わりです。今月はお花の会は中止です。コロナの影響で、公共の研修室が借りられませんでした。2019年と2020年の1月のお花の会で生けた写真を見てみると、どちらもネコヤナギを使っていました。昨年の1月に活けた濃い紅色のアルストロメリアは別名ユリズイセンです。2019年の青いデルフィニウムは、ギリシア語でイルカを意味するDelphisから来ています。つぼみの形がイルカに似ているからですが、花としては忘れな草に似ているなぁと思います。

 ネコヤナギは2月から4月にかけて咲きますが、春に先駆けて咲いている感じがして嬉しくなります。猫の尻尾のような花穂からネコヤナギと言われますが、すがすがしさとユニークさを感じます。1月の終わりから2月の初めにかけて生けてみたくなる花材の一つです。今年は、叶いませんでしたが。写真を見ているうちに、明日あたり、ネコヤナギを手に入れて水仙と生けてみようかな、という気になりました。

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     2019年1月30日のお花(ネコヤナギ、コデマリ、チューリップ、デルフィニウム

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      2020年1月31日のお花(ネコヤナギ、スイトピア、アルストロメリア、シダ)

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