宮内寿子「おはなしのへや」

日々、思うこと。

社会心理学と農業者

 農業を目指す人たちにとって社会心理学はどういう意義を持つのかを考えています。もともとは「人間と社会」という授業でしたが、現在は「社会心理学」に変わっています。名前は変わっても、結局のところ社会に生きる人間という視点であることは変わりません。

 社会の中に生きる人間が、個人同士あるいは集団の中で心理的にどのような影響を受けているのか。人間関係は私たちの悩みの種であるし、生きる支えでもあります。農業者の場合、個人経営だと家族での経営になります。現在は、農機具などを扱う会社やコメリのようなホームセンターの園芸部門などに就職したり、JA(農業協同組合)などへの就職も多いと思います。

 家族には家族の問題があるし、組織に属すればやはりそこでの人間関係の問題があります。農業自体は、土と向き合い、作物という植物との向き合いですが、それを販売していくのはやはり人間相手です。

 何を伝えたらいいのか。「家族」の部分を纏めながら、自分の家族・親族関係をいろいろ考え思い出しています。ちょっとしんどさを感じながら。

             蕎麦の花。雑草に強いそうです。

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