宮内寿子「おはなしのへや」

日々、思うこと。

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「考える葦」

このところのメディア報道を見ていて思うのは、パスカルの言葉の重みです。パスカル(1623-62)は、近代社会の不安の中に生きた人です。様々な社会秩序が大きく揺らぎ、共同体の中での自分の位置や大きくは宇宙の中での人間の位置があいまいになり、個々人が…

自己決定権

今日は仕事で常陸大宮市にいました。2時前くらいに竜巻警報が出て、3時過ぎに黒雲が沸いてきて、ざぁーと一雨降りました。4時前に勝田駅に着いたときには、晴れていました。局所的な天候の変化の激しさに驚かされました。 さて、医療や介護の現場では、当…

優生思想

旧優生保護法(1948年~96年)の下で、障害を理由に不妊手術を強いられた人たちに社会的注目が集まり、救済措置の流れができ始めています。 旧法に基づき強制不妊手術を受けた人は1万6500人に上るとされます。そのうち、個人が特定できる資料が残っているの…

バイオメディスン

15日に買ってきたナス苗をまだ植えていません。植える場所の草取りと、土の耕しが終わっていないので。16日、17日は仕事で、金曜日は休みでしたがお天気が悪く肌寒かったし、午前中は用事があって出かけ、戻ってから昼寝してしまいました。今日はまた仕事で…

言語論的転回3)ノミナリズム

今週7日、8日と雨模様で、冬に逆戻りしたような気温でした。9日は仕事がオフだったので、遅くまで寝てしまいました。腰の痛みが少し和らいだ感じです。その後、水戸の図書館に行って来ましたが、水戸の街まで何となく物悲しい感じでした。10日にはお天…

老いと哲学

以前「老いの哲学」というタイトルで、「老い」というパースペクティブから考えることを書きました。もう一つ、「老い」という状況が哲学的問題、「生きることの意味」にセンシティブにならざるを得ない状況であることを感じています。 体調がすぐれない高齢…

子どもと空想の世界

今日は、子どもの日です。田んぼには水が張られて田植えの時期。私の好きな水田風景の時期です。水田風景の美しさは、周りの景色と一体化しています。満々と水が張られた田んぼの水面に、林や空、雲、山などが写って、風が水面を渡ってくるとき゚の心地よさ…

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