宮内寿子「おはなしのへや」

日々、思うこと。

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

記憶とあるがままのものとの出会い

幼児と高齢者には親近性があります。その一つが、繰り返しへの熱意。 小さな子どもは、飽きずに同じことを繰り返します。同じような喜び方をしながら、何度も何度も「いない いない ばあ」をします。私は5回くらい付き合うと疲れてしまいます。これは何なの…

感情的囚われからの解放

他人からの評価は気になるし、その意味でも人間関係に悩む人は多いと思います。かくいう私も、職場の人間関係は難しいと感じています。距離のとり方の難しさでしょうか。人にはその人なりの「こころの癖」があり、それをスキーマと呼びます。これがそれぞれ…

福祉と幸福

福祉は英語でwelfare。健康で快適な生活を含めた意味での幸福(happiness)を意味します。 幸福は主観的なものと客観的なものに分かれ、主観的な幸福とは内的満足のことです。客観的幸福は幸運と同義語で、満足を考慮しない達成した目的そのもの、善そのもの…

政治の責任

南スーダン国連平和維持活動(PKO)に派遣されている自衛隊の即時撤退を求める集会が、17日東京都千代田区の衆議員第一議員会館で開催された、と新聞報道されていました。 昨年7月11日、12日の陸上自衛隊の日報は、昨年末時点では、破棄されたと言われて…

ひな飾り

今日は、東海村のテラパークで開催されている「つるし雛」展に行ってきました。4年くらい前に、伊豆の稲取温泉に「つるし飾り」を見に行ったことがあります。ひたちなか周辺では、つるし雛という言い方をしていますが、稲取で「お雛様をつるしているわけじ…

社会福祉は「われわれ」の範囲の拡張

先週の9日(木)は天気予報通り、雪でした。車のタイヤを雪対応にしていなかったので、ゆっくりゆっくり、大通りを選んで運転しました。午後には雨に変わって、帰る頃には、道路の雪はほとんど溶けていました。やれやれ😥。 今日も晴れていますが、やはり風は…

『サヨナラの代わりに』:人は人と関わることで変わってゆく

気になっていた映画『サヨナラの代わりに』(2014年)をビデオで見ました。主演はヒラリー・スワンク。裕福な生活をしていたケイトは、35歳でALS(筋委縮性側索硬化症)を発症します。1年半後、車いす生活になったケイトは、介護者から病人扱いされること…

介護ケアをシュタイナーの人間観から考える

もうじき立春ですが、まだまだ風が冷たい毎日です。2、3日前に春の陽気が訪れました。ちょっと狂った季節という感じから、3月兎を思い出し、『不思議の国のアリス』にイメージが飛びました。 ところで、芥川龍之介の短編に『河童』という作品があります。…

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