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宮内寿子「おはなしのへや」

日々、思うこと。

LGBT―性的少数者

 昨日(1月6日)の「あさイチ」でLGBTをメイン・テーマにしていました。私も女性学や「女性とメディア」という授業を担当してきましたから、当然このテーマは見逃がせず、見てしまいました。

 渋谷区で昨年3月31日に、同性カップルを結婚に相当する関係と認めて証明書を発行する、という条例が成立し、11月5日から「同性パートナーシップ証明書」が交付されました。婚姻証明や相続、配偶者控除など法律に基づく制度には効力はありませんが、入院時の面会や手術の同意書へのサインなど、事業者が認めれば有効になります。その他に、やはり社会的認知の促進という側面は大きいと思います。

 「あさイチ」では、子どもからカミングアウトされたとき親はどうすればいいか、というような切り口で扱っていました。確かに、他人なら認められても自分の子どもとなると難しいでしょうね。

 授業の中でもこのテーマを扱ったとき、身内の場合は考えてしまう、という意見は結構ありました。それと、友だちや高校の先輩にLGBTの人がいましたから違和感ありません、という意見が結構あって驚きました。東京のある大学で、60人のクラスで5、6人くらいそういう意見が書かれてました。

 渋谷区の条例への反対意見では、結婚は男女がするもので、少子化が進むというのが多かった気がします。それを意識してのことか、「あさイチ」では、スウェーデンレズビアンカップルが人工授精で交互に子どもを産み、3人の子育てをしている例を紹介していました。今や男女の夫婦も、人工授精や体外受精のような生殖補助技術を利用する時代です。となると、少子化が進むことと、カップルの形態は関係なくなります。

 反対は感情的違和感からでしょうね。「第2の自然」としての文化の。文化は刷り込まれることで力を発揮しますから、「理由がどうこう」ではないわけです。でも歴史の中で、同性愛は散見されるし、社会的・文化的性の在り様(ジェンダー)は時代によって変わります。民主主義を複数性の容認と考えるなら、それが特に人権と関わるときには「理由」を重視しなければならないと思います。          宮内 ひさこ

h-miya@concerto.plala.or.jp