お盆過ぎても涼しくならないこの頃。『星の王子様』(サン=テグジュペリ作)では、サハラ砂漠を水を探して歩く場面があります。暑さと渇きの限界状況。大変だよなぁと感情移入してしまいます。
『星の王子様』を大分前に読んだときは、なんか不思議な物語だな、くらいの感想しかありませんでした。メルヘンは難しいです。今回は、『人間の大地』の解説を教育番組『100分で名著』で見ていたので、なるほどと思いながら読みました。でも、この本は、年齢やその時の状況で色々に読める本だなと思います。
死んで自分の星に帰る王子の心は、バラの花への責任感と愛。サン=テグジュペリはアメリカ亡命中にこの本を書いていますが、祖国への思いが結晶していると読めます。でも、単純にこの物語の世界に没入して味わうことも出来るのだと思います。「大人たちは数字で説明されると分かった気になる」というような部分には、納得しました。大人たちはそれが客観的ということ、と思っているので。でも王子も「わたし」もそんなことに関心はないのです。この感覚には、唸ります。以前なら、そうなの、と読み飛ばしていた部分です。

ジニア(百日草)、リンドウ、ヒヨドリ草、パニカム、ルスカス