宮内寿子「おはなしのへや」

日々、思うこと。

津軽三味線で元気をもらう

 3月29日のはまぎくカフェでは、津軽三味線の演奏を聴きました。今回で3回目。佐々木光儀流「弦悟郎」のメンバー4人の成長ぶりに、1年が過ぎたんだと実感しました。今回は、「弦悟郎」としての演奏とメンバーそれぞれの演奏の2本立てになっていました。子どもたちが、自分たちで企画したそうです。

 オープニングは、五大民謡の一つ「津軽あいや節」と「さくらさくら~黒田サンバ」でした。その後、第1部は水田凪南・武瑠姉弟の演奏で「やまぶき」と「テイクファイブ」、第2部は鈴木大悟君と忠世莉奈さんのそれぞれのステージでした。最後に、「弦悟郎」として「六段」独奏付きと立三味線での「弾・弾・弾」で終了。元気をもらった演奏会でした。

 三味線には細棹、中棹、太棹があり、津軽三味線では太棹を使います。この基礎的知識は、一年前の演奏の時に聞いた覚えがあります。その時は、そうかぁくらいでしたが、今回は演奏の迫力とかからより納得しました。流派の系統として、演奏法から、豪快に叩くように演奏する叩き三味線と、高橋竹山の流れをくむ繊細な弾き三味線に分かれるようです。ただ津軽三味線の流派の縛りはそれほど強くないようです。フリーで活動する人たちも多く、そもそも歴史の浅さもあるようです。

 現代の奏者で有名な上妻宏光さんの唯一のお弟子さんが、志村けんさん。志村さんの演奏をYouTubeで見つけましたが、上手でした。

 

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