宮内寿子「おはなしのへや」

日々、思うこと。

常夏のハワイ気分を味わう

 19日土曜日の第20回「はまぎくカフェ」は、フラダンスとハワイアンを楽しむ会でした。フラダンスを披露して下さったのは、「ホクラニ フラ スタジオ(天国の星)」の皆さんでした。演奏を担当して下さったバンドは「レアレア」です。

 踊って下さった曲目は、「カイマナヒラ、真珠貝の歌、童神、プアレレリフア他」。フラダンスというと映画『フラガール』のイメージが強く、当日に踊られたフラダンスの優雅な動きには驚かされました。フラダンスというのは、一色ではないと思い知らされた時間でした。手の動きや足の動きで、色々なことを伝えているのだと思います。

 フラダンスは、ハワイの伝統的歌舞音曲で、現地では「フラ」と言われます。ダンスだけではなく、演奏、歌唱、詠唱のすべてが含まれます。カヒコと呼ばれる「古典フラ」は、きわめて厳粛なもので、宗教的行為として踊られることもあるそうです。アウアナは「現代フラ」で、19世紀以降に欧米の音楽を取り入れて作り出された新しい形式のフラです。

 1820年にハワイにやってきたプロテスタントアメリカ人宣教師から、フラは異教の踊りとして禁止されました。その後、カラカウア王(1874-1891)の時代に復活しています。

 

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