カレンダーを見たら、「小満(しょうまん)」と書かれていました。聞きなれない言葉です。気になって調べました。24節気の一つで、草木が成長し始めてある程度の大きさになる時期のことです。庭の雑草が気になってますが、そういう時期かと納得です。
24節気とは1年を24に分けて、季節の名称を付けたものです。日数で分割する方法が平気(恒気)法で、もう一つ、太陽の通り道である黄道を24等分した定気法があります。日本では江戸時代の天保暦(1844年から1872年まで用いられた)から、定気法になったようです。
因みに、元号は645年に付けられた「大化」が最初です。元号を付けるルールは、「明治」からは天皇即位によって、になりました。それ以前は、天変地異(良いことも悪いことも含め)が生じた時などに、リセットの意味で変えていたようです。
さて、小満は黄経60度です。天の赤道(地球の赤道面を天球まで延長して、天球上に交わってできる大円)に対して、太陽の見かけの動きを表す黄道は約23度26分傾いています。重なる点が、春分と秋分ですが、春分点を起点(0度)として黄道を360度に分けたものが黄経です。秋分点は黄経180度に当たります。
立春から数えて8番目。その前が立夏(ここのところ5月5日)でした。春が極まり夏の気配が立ち始める日が立夏ですが、春分と夏至の中間です。立秋(今年は8月7日)までは暦の上では夏です。カレンダーの絵柄を夏風に変えました。
2020年5月20日の田んぼ(小満は農家が一安心できる、 2022年5月21日の畑の雑草
に由来するとも言われます)