昨日（21日）、1年かけて準備してきた多世代サロン「はまぎくカフェ」のオープンにこぎつけました。スタッフは5人ですが、他の方たちにもお手伝い頂きました。
東海村の岡部ちい子さんから最初に「地域サロンの楽しさ 15年の実践より」と題して、講話をいただきました。冒頭、「私にとってはサロン活動は楽しいからするのではなく、必要だからです」という言葉が印象に残りました。
例えば、子どもが保育園時代は、他のお母さんたちと何人かでお茶を飲みながら話をして、いろいろ助けられたそうです。また、東海村は村を上げて地域に自治会を作る努力を早くからしていて、岡部さんもご自分の地域で、自治会長さんのお手伝いをするポジションに置かれていました。自治会の形成後は、自治会を通して地域のつながりを作って行くような活動への指示が、役場から来たそうです。その他、婦人会を組織して、班に分けて様々な活動をしたこと等など、その時その時のご自分の必要性や自治体の必要性によって、サロン活動を続けられて来たということでした。
地域のつながりをこれからどうしていくのか、大きな課題です。それを考える上で、いろいろ示唆されるものが参加者の皆さんにもあったようです。
休憩を挟んで、女声合唱団「コロ・フィーノ」の歌声を堪能しました。コミュニティーセンターからの人数制限があるので、あまり宣伝はしませんでした。いらした方たちは、自分でも合唱をやっている方が多かったようです。そうでない方たちも、生の歌声はやっぱりいいね、と楽しまれたようです。私も、人間の声の力を感じた時間でした。ハーモニーの取れた生の声は、身体の中に浸み込んでくる感覚があります。
11月には介護保険制度について、市の高齢福祉課の担当の方からお話を聞くことになっています。簡単なシルバー・リハビリ体操の指導とマスクを着けたままで少し歌ってみようか、などの話も出ています。どういう風に継続していくか、楽しみながら、みんなで試行錯誤していきたいと思っています。
女声合唱団 コロ・フィーノ
「はまぎくカフェ」のロゴです
