宮内寿子「おはなしのへや」

日々、思うこと。

オンライン授業

 オンライン帰省とか、オンライン飲み会とかがニュースで報道されるようになりました。私も、スマホのラインのビデオ通話を始めて使いました。いろいろ使い方があるようですが、初歩の初歩で、対面対話でした。なんか変な感じでしたが、お互いに元気を確認できたのは良かった。

 オンライン授業も体験しました。Zoomを使ったもので、使い方をフォローしてもらいながらの授業でしたが、自分の顔も写っているので、これもなんか変な感じでした。もっとも資料を見たり、学生さんの顔を見たり、質問したりしながら話しているときは、自分の顔を見ているどころではありませんでしたが。学生さんにとっては、教室より質問がし易いかもしれないと感じました。自分が聞きたいことに集中できるようで、他の学生さんを意識しないで済むようです。ただ、意見交換は難しい。使いこなせるようになるには、少し時間がかかりそうです。

 授業する側からすると、相手を肌感覚で捉えられないというのは、距離感が上手く調整出来ない感じがあります。現実感に果たす触覚の根源性はあまりに当たり前で、自覚しにくいものです。今回のオンライン体面を通して、視覚・聴覚で情報は伝わっても、今一つ捉えどころのないもどかしさはどこから来るのか。触覚や嗅覚の欠如からくるのでは、と感じました。

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            2020年3月28日 海浜公園のスイセン

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