宮内寿子「おはなしのへや」

日々、思うこと。

「歌カルタ」

 昨日・今日はサ高住での勤務日でした。今日は、午後のレクリエーションで、歌カルタをやりました。参加者から思い出に残る曲をそれぞれ上げてもらい、その歌手名をカードに書きます。例えば、『誰か故郷を想わざる』。これは霧島昇の歌です。「花摘む野辺に日は落ちて」で始まり、「あゝ、誰か故郷を想わざる」で終わります。YouTubeで聞いてみました。雑音が入って音質はよくありませんが、改めて霧島昇の声の良さと歌の上手さを確認。不思議な懐かしさを感じました。「花も嵐も踏み越えて」と始まる『旅の夜風』も彼の歌です。ミス・コロンビアとのデュエット曲です。

 最初は曲がなかなか出てきませんでしたが、そのうち、歌いながら曲名を上げ始め、歌手の名前もどんどん出てきました。私の方が、歌手の漢字を教えてもらいながら、カードを作りました。若いスタッフは、「その歌聞いたことはあるけど、私、幼稚園生でした」なんて合いの手も入ってきて、だんだん盛り上がります。

 利用者さんたちにも書ける人には歌手名のカード作りに参加してもらい、最後に、カルタ取りをしました。このカルタ取りは、みんな必死になっていって、声も大きくなり、爆笑。歌手カードは、曲名より多く作りました。利用者さんから出た曲名の歌手カードを取り終わった後、残りの歌手カードは、即興でそれぞれの歌手の有名な曲を、スタッフがイントロだけ歌ったりして、取りましたが、これも面白かったです。

 みんなで作るところからやったのが良かったのでしょう。最初は何をやるのかなぁという感じだった利用者さんたちが、最後は、夢中でカルタ取りに参加しました。もう一つ別のレクも考えて、用意していたのですが、カルタ取りで1時間はあっという間に終わりました。作るところから参加してもらうのが大切なんだと、改めて分かりました。楽しかったです。

h-miya@concerto.plala.or.jp