宮内寿子「おはなしのへや」

日々、思うこと。

哲学への憧れ

 今日で、5月も終わり。明日からは6月です。今日は曇りで、暑くもなく気温的には過ごし易いですが、土曜、日曜には、陽が出ると暑くなっていくようです。この気候不順、体調にはあまりよくないですね。もともと低血圧気味なので、疲れが取れない。高血圧はもちろん問題ですが、低血圧もしんどいですね。出来るだけ、軽い運動を日常生活に取り入れるようにしていますが、これも今度は足腰への負担も出て来て、気を付けながらやっています。体調維持って、結構大変です。

 さて、以前、感動するということについて書きましたが、そこから、私と哲学との関わりにも思いが至りました。30代の半ばに死ぬかもしれないという瞬間がありました。理性では、あり得ないことは分かっていたのに、気持ちは自分の死に囚われた瞬間。その瞬間襲われた感情は、恐怖ではなく、悔しさでした。「哲学」とちゃんと向き合いきれていないということへの悔しさでした。それがその後の私の生活を規定してきたと思います。そこで私がやっていたことは、コツコツと資料を読んで、それを論文にしていくことでした。それで就職ができたわけではなく、それでも私がやり続けたのは、あの瞬間の激しい悔しさを死ぬ瞬間には味わいたくない、そういう思いだった気がします。あれは、私の「哲学への恋」だったのでしょう。でも恋は覚めます。哲学への思いは、愛になっていたのかどうか。まさに、愛智(フィロソフィア)になっていたのかどうか。

 今、私はこれからどうしようかと思うようになりました。ただ、専門的な論文を書くことが、私は結構好きだったということは感じます。一時期、読んでもらえない論文を書いていても仕方ないよなぁ、という気持ちに捉われました。なんか「すべては無駄だ」という感じです。でも、論文投稿の場所はあります。そこへまた、応募する論文を書きたい、採用されようがされまいが、という気持ちになりました。要は、私がやりたいから、ただそれだけなのですが。自分が考えていることを、文章にしていくこと。そのこと自体は好きなのだなぁ、と感じるようになりました。

 まだ、論文を書くにはエネルギーが不足気味なので、ハーブを植えたり、介護の現場で笑ったり、小旅行したりしながら、書きたいことを色々少しずつ書き溜めていこうかと思っています。

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     5月29日に活けました。丹頂アリウム、芍薬、ソリダコ、ギボウシ

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