宮内寿子「おはなしのへや」

日々、思うこと。

外の世界と内なるテーマと

 今日は台風3号が九州に上陸し、速いスピードで東進し、23時現在は関東の南海上を東に進んでいるようです。

 職場では1日に利用者さんの有志でじゃが芋ほりをしました。梅雨の晴れ間、少し暑かったのですが、今日のような台風がらみの天気でなくてよかったです。そして2日は東京都議選挙と藤井聡太4段の対局がありました。都議選は自民党の歴史的大敗。藤井4段は29連勝でストップしました。

 私自身は、ケアの倫理をめぐる論文を見直しています。ケアリングの危険性をどこから照射するか。ケアは同心円的に遂行されます。そこに判断が恣意的になる要因があるし、その自己投入がバーンナウトにつながる自己犠牲的関わり方を引き起こすとも言えます。俯瞰する目の欠如、等身大のみで判断・行為が遂行されること、およびそれが超越へのまなざしの欠如をも引き起こすとも言えます。この超越は永遠vs.不死という視点からも考えられます。

 ここ数日、外の世界はめまぐるしく動いていますが、その一方で私自身が問い続けているテーマがあり、それは繰り返しらせん状に離れては戻ってくる、と感じています。ケアリングの持つ陥穽に関しては、以前から考えていたことがまとまる軸が見えてきている感じですが、上からの目と水平の目と下からの目をどう表現していくか。ケア責任との向き合い方へのつながりの展開し方が、まだ弱い。自分の中で整理しきれていないです。

h-miya@concerto.plala.or.jp