宮内寿子「おはなしのへや」

日々、思うこと。

常陸太田の道の駅で

 12月1日、常陸大宮へ行く用事があり、常陸太田周りで帰って来ました。国道349号線に出たら、ちょうど道の駅があり、寄って来ました。新しい常陸太田道の駅です。雨模様で、お店は空いていましたが、お昼だったので新そばを食べました。おいしかったです。食べ終わる頃から飲食スペースが込み始めました。道の駅全体の印象としては、きれいですが、インパクトがない。常陸大宮の「道の駅みわ★北斗星」に行ったときの感激に比べると、特徴がないなあ、きれいだけど、という感じでした。北斗星の満てんトイレにはびっくりしたし、野菜売り場の昔の八百屋さんを思わせる雰囲気にもワクワクしました。常陸太田の道の駅は、おすましさんというイメージ。

 好みの多様化に合わせているのでしょうが、私はもっとドキドキさせてくれるものを期待してしまいます。道の駅のコンセプトって何なのでしょう。道の駅の発想は、1990年の「中国・地域づくり交流会」の広島での合宿から生まれたと言われます。山口県阿東町にある船方牧場の坂本多旦(かずあき)社長の発言「道にも駅があっていい」から始まったそうです。坂本さんは国土交通省観光庁の観光カリスマに選ばれていて、「農業経営を基礎とした観光交流空間の創出のカリスマ」と言われています。

 道の駅には三つのコンセプトがあります。一つ目は、休憩場所。二つ目は情報提供の場、そして三つめは地域交流・連携の場です。坂本さんの発想の元々は、道にはトイレがない、鉄道のような駅がないから、じゃあ道にも駅があればいいということのようです。確かに確かに、困りますよね。まあ、今だと、車運転していてトイレに行きたくなると、コンビニを探しますが。

 道の駅は各自治体と道路管理者が連携して設置し、国土交通省により登録された道路施設です。2016年10月7日現在で、全国に1107カ所登録されています。制度的に正式登録された「第1号」は、1993年4月22日の全国103カ所施設です。正式化前に社会実験(高速道路無料化実験のようなものかな)として12か所あり、実験前の施設でも「道の駅」の発祥とされるものもあります。

 道の駅みわは、1995年1月30日に登録されています。道の駅としては早い段階での着手で、それだけインパクトも大きかったと思います。私が始めて行ったのは、2005年頃だったと思いますが、「おもしろい!」と感激したのを覚えています。結構はやっていました。今は、いろいろなところに出来ていて、新鮮味は薄れましたが、筑西の道の駅も活気がありました。常陸太田の道の駅にも、季節が変わったら、また行ってみようと思います。

 

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