東海村の選挙を手伝っていました。手伝いながら、どうして自分は立候補したんだろうと言うことも考えていました。それは政治に関わるとはどういうことかという問いでもあります。
東海村だけでなくひたちなか市の選挙もそうですが、中心的支持者の在り方は、大きく3つに分けられます。組織(営利企業か政党)、地域、市民グループ。なんといっても票を集めやすいのは、営利企業です。ここは確実に票を集めます。地域が農村や漁村・商店街というような生業共同体であるときは、やはり一致団結して4年に一度の祭りのような盛り上がりになると、強い。
一番苦戦するのがやはり市民グループを母体にする闘いです。いわゆる都市型と言われる選挙をするわけですが、支持者層の顔が見えない選挙と言ったらいいでしょうか。だから何を訴えていったらいいのか、焦点が絞りにくい。
逆に私が支持する側に立つとして、何を望むのかと考えています。一つは選挙や地方の政治に代弁者を通して関わりたい、自分が支援できる人・関われる人を送りたいということかなと思います。ある人は「希望」という言葉を使いました。
つまり、政策も大切だとは思いますが、政策はその時々のものです。その根底にあるものは何か、一貫して訴えるものは何か、そこを明確にしなければならないということだと思います。
宮内 ひさこ