宮内寿子「おはなしのへや」

日々、思うこと。

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

気分は春に向かって

テレビをつけると、連日、新型コロナウィルス肺炎のニュースでもちきりです。今日の生け花の会でもその話が出ましたが、でもまだ、実感が沸かないという感じです。インフルエンザは、一昨年15年ぶりくらいに罹って、しんどい思いをしました。インフルエンザ…

「まあ、ちょっと、取りあえず、これで完成としますか」

タイトルの言葉は、ある認知症高齢者が、カレンダーを作ったときの言葉です。あまりに状況にぴったりの発言でしたので、スタッフは大笑いしてしまいました。それなりに出来上がったカレンダーで、もう少し手を加える余地も残っている。そういうカレンダー作…

キヴォーキアンと尊厳死2)

キヴォーキアンの自殺ほう助が、尊厳死に入るのかどうか。むしろその目的からすると、積極的安楽死ではないかと思います。 安楽死・尊厳死をめぐる問題は、錯綜している部分があります。日本では、現在、消極的安楽死と尊厳死はほぼ同じものと考えられていま…

キヴォーキアンと尊厳死1)

キヴォーキアンと言えば、ドクター・デスの呼称を思い出します。2011年に亡くなっていますが、1999年に第2級殺人罪で告訴され、10~25年の不定期刑という有罪判決が下されました。その後、2007年に健康状態悪化で仮釈放されるまで刑務所に収監されていました…

幸福をめぐって5)心の落としどころ

バートランド・ラッセルは幸福な人たちの一般的特徴として「熱意」をあげました。人生への興味を失わない限り、人は幸せでいられる。しかし、です。人生100年時代の幸福はどう捉えられるのでしょうか。今年で、88歳になる作家の五木寛之さんは、「迷いは深ま…

ニーチェ『ツァラトゥストラ』7:最後の人間の幸福

幸せ、幸福というのは、何なのでしょうか。『ツァラトゥストラ』の中で、幸福というのはあまり重要視されていません。それは幸福であるとは、どういうことかと結びついています。少なくとも功利主義的な快と苦という視点から言えば、幸福は快を感じている状…

パーソナルスペースを考える

4日が仕事始めでした。現在は、基本、土曜・日曜だけ「サービス付き高齢者向け住宅」で介護員兼生活相談員として勤務しています。ここは介護付きのサ高住なので、通所部門と訪問部門が併設されています。私は、通所部門、デイ・サービス勤務です。同じ建物…

「遊びをせんとや‥‥」

明けましておめでとうございます。2020年を迎え、今年はいろいろありそうだなぁと思っています。元日の午後、初詣に行って来ました。大洗の磯前神社は、鳥居の下から参拝客が並んでいて、とてもお参りできる感じではありませんでした。母だけは、高齢者特権…

h-miya@concerto.plala.or.jp