宮内寿子「おはなしのへや」

日々、思うこと。

身体的ワークの指導

 今年は、平成から令和に代替わりがあって、そういう儀式のせいもあるのか、なんとなくせわしなかった気がします。10月末に、ひたちなか市市会議員選挙もありました。でも、意識が選挙に集中しないうちに、選挙は終わり、31日はハロウィンで、そして今日から11月。まだ、11月になったばかりなのに、もう1年を振り返りたくなっています。

 今日はリラックスヨガの日でした。1時間の間に、次から次へとポーズをとっていきますが、指導してくれる方の流れのつくり方が、さすがだなぁと思います。一つひとつのポーズは、本などを見ても分かるようなものですが、ただ、ポーズからポーズに自然に移行していくよう、毎回、プログラムが無理なく組まれているので、あっという間に時間が過ぎます。でも、結構身体には効いていて、翌日、太ももに筋肉痛が出たりします。体側や足の裏側も伸ばしていない部分が沢山あることが分かります。

 明日は結城市へ行って来ます。川口淳一さんの認知症カフェに参加させていただくためです。私は7月から今の施設で働き始め、漸く少し慣れてきたところです。ここはいわゆるサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)で、認知症の人と身体に障害を持つ人が一緒に生活しています。入居者さん同士の人間関係も難しいなぁと感じているところです。

 作業療法士川口淳一さんの活動は、いろいろなところで紹介されていますが、今回、どういう展開になるか、楽しみです。以前に映像で見た川口さん主催の中度から重度の認知症の人たちへのワークの中で、『桃太郎』のお話がどんどん変わっていった場面がありました。そのときは、認知症の人たちに対応するやり方として見ていましたが、9月に「インプロ・ゲームと表現」という公開講座に参加して、見方が変わりました。

 インプロという即興演劇の世界では、参加者それぞれのその都度の反応で、話はどんどん変わります。ある意味、一期一会の展開。なるほど、と思いました。『桃太郎』はあれで良かったのです。認知症の人もそうでない人も、インプロ・ゲームでは対等の参加者になると了解しました。今回は、どういう「出会い」があるか、楽しみです。

h-miya@concerto.plala.or.jp