今日は一日☂。その雨の中、水戸市の茨城県総合福祉会館で開催された「VRで認知症体験」講座に参加してきました。講師は株式会社シルバーウッドの社員の方で、まずシルバーウッドが経営しているサービス付き高齢者向け住宅「銀木犀」(首都圏に6カ所)について説明がありました。ここの駄菓子屋さんには子どもたちが集まって来て、なるほどと思うアイディアです。その後、ゴーグルを付けて、認知症の人たちの世界の見え方を体験しました。
シルバーウッドはスチールフレーミング工法の会社だそうです。下河原忠道さんが代表取締役。建築職で高齢者向け住宅を受注する中で、高齢者向け住宅の需要を見込んで福祉の世界に進出を始めたようです。「銀木犀」の理念は「入居者の自主性を重んじる」ということ。今、この「銀木犀」が支持を集めているようです。
なるほど異業種からの参入の斬新さを感じました。「銀木犀」の開放的でおしゃれな空間や、入居者が店長を務める駄菓子屋、認知症ケアのための斬新な企画など、自立支援と地域連携重視の新しい試みです。
VR(バーチャル・リアリティ)による認知症体験では、レビー小体型認知症の人の見ている世界を体験できたのは良かったです。その他の視空間失認に関しては、以前から言われていることで、テレビでその見え方を放映していたのを見たことがあります。私自身は、見え方より、その心の在り様に関心があります。どういう心持なのかなぁと思うことが多々あるので。
介護の世界を開放していく試みは面白いと思いました。
2月26日 弘道館公園