宮内寿子「おはなしのへや」

日々、思うこと。

リハビリテーション

 午前中は晴れ間も見えていましたが、2時過ぎたら雲が厚くなり、あっという間に曇天に変わりました。天気予報では、今夜は関東の山間部で雪も降るとか。

 午後、左肩のリハビリをして、診察も受けてきました。診察のとき、若いドクターで話し易く、こちらもつい気安く、「リハビリで治るとは思っていませんでしたが、大分良くなりました」と言ったら、「治りはしません」とすかさず訂正されました。その通りで、治るわけではないのですが、楽になってきて、治ったような気になります。

 人間の身体のリダンダンシー(冗長性、過剰性)を実感しました。ドラマなどで、アスリートが大怪我をして、リハビリで日常生活には支障はなくなったが、アスリートとしては無理なので引退という設定があります。なるほどなぁ、です。

 身体の使い方や筋力の鍛え方によって、例えば筋肉の一部が切れていても、それを補うことができる。単純に「老化だから仕方ない」でなく、出来るだけ元の生活を維持するための手段があるということを実感しています。

 怪我や病気は、手術や薬を使いながら最終的には自分の自然治癒力で治る、あるいは症状を押さえて現状維持と考えていましたが、リハビリの重要性には気付いていませんでした。自分の身体のことをもっと知る必要があるなぁ。身体の使い方の癖が、身体のゆがみになり、いろいろなところに無理がかかります。生活習慣病という言葉がありますが、これは何というのでしょうね。

h-miya@concerto.plala.or.jp