宮内寿子「おはなしのへや」

日々、思うこと。

ビオトープ:水辺環境

 18日(金)に突然耳下腺が張れ、びっくりポンでした。耳鼻科で漸く夜7時過ぎに診てもらい、おたふくかぜではなかったので、一安心。疲れがたまってたのかなと思います。夜の眠りが浅くなっていたので、そのせいもあったのかも。ともかく散歩を心がけています。

 で、名平洞公園を散歩コースに入れています。白鳥やカモが来ていて、なかなか風情があります。めだかのビオトープ作りもやっているようです。昨日(23日)、千波湖南側の、水戸市民と行政が一緒に作っているビオトープの辺りを歩きました。

 トンボやホタルのビオトープなんていうのもよく聞きます。ビオトープギリシャ語のビオス(生命)とトポス(場所)の合成語です。ある決まった生物共同体の生息地を指します。気候、地形、水、他の生物の生息状況なども含む生活空間です。千波湖ビオトープは、水生植物を増やして、アオコの栄養分になる窒素を吸収してもらい、アオコが出やすい環境を変えようというものです。

 日本の水田風景はほんとに素晴らしい。でも、だんだん減って来ています。第2次世界大戦後、人里風景の中で一番破壊が進んだのが水辺環境と言われています。川岸もコンクリートで固められましたが、現在では、砂防工事に合わせて植生の復元を始めたところもあります。函館市七飯町の境界を流れる大蒜(にんにく)沢川中流の砂防工事では、玉石による石積みを行い、現況と同じ状態になるよう水際から連続した植生を復元しようとしていました。

 水と生物と地形とが作り出す風景は、守り育てていきたい大切なものの一つです。失ってしまってから取り戻すことは大変な作業であり、不可能なものもあります。

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