宮内寿子「おはなしのへや」

日々、思うこと。

自己決定権

今日は仕事で常陸大宮市にいました。2時前くらいに竜巻警報が出て、3時過ぎに黒雲が沸いてきて、ざぁーと一雨降りました。4時前に勝田駅に着いたときには、晴れていました。局所的な天候の変化の激しさに驚かされました。 さて、医療や介護の現場では、当…

優生思想

旧優生保護法(1948年~96年)の下で、障害を理由に不妊手術を強いられた人たちに社会的注目が集まり、救済措置の流れができ始めています。 旧法に基づき強制不妊手術を受けた人は1万6500人に上るとされます。そのうち、個人が特定できる資料が残っているの…

バイオメディスン

15日に買ってきたナス苗をまだ植えていません。植える場所の草取りと、土の耕しが終わっていないので。16日、17日は仕事で、金曜日は休みでしたがお天気が悪く肌寒かったし、午前中は用事があって出かけ、戻ってから昼寝してしまいました。今日はまた仕事で…

言語論的転回3)ノミナリズム

今週7日、8日と雨模様で、冬に逆戻りしたような気温でした。9日は仕事がオフだったので、遅くまで寝てしまいました。腰の痛みが少し和らいだ感じです。その後、水戸の図書館に行って来ましたが、水戸の街まで何となく物悲しい感じでした。10日にはお天…

老いと哲学

以前「老いの哲学」というタイトルで、「老い」というパースペクティブから考えることを書きました。もう一つ、「老い」という状況が哲学的問題、「生きることの意味」にセンシティブにならざるを得ない状況であることを感じています。 体調がすぐれない高齢…

子どもと空想の世界

今日は、子どもの日です。田んぼには水が張られて田植えの時期。私の好きな水田風景の時期です。水田風景の美しさは、周りの景色と一体化しています。満々と水が張られた田んぼの水面に、林や空、雲、山などが写って、風が水面を渡ってくるとき゚の心地よさ…

承認欲求と自己実現

今日で4月も終わりです。母が家に戻って来てから、急速に元気になりました。病院にいたときやショートステイにいたときには、何となく気力が無くなっている感じで、大丈夫だろうかと思っていました。それが家に戻って来て、2、3日で驚くほどの変貌がありま…

心と体

疲れが取れないなぁと感じます。心が疲れているのか、体が疲れているのか、それともそんなに単純な二分法ではないのでしょうか。 心と体が連動していることは、日常的にごく当たり前のことです。しかし、心と体は完全に一体化して同じものかというと、また話…

高齢社会の「仕事」を思う

レッドコードを使ったエクササイズがあります。体幹を鍛えると言われていますが、私自身はやったことがありませんでした。身体を吊るした状態で、余分な力を入れずにいろいろな角度の運動を行えます。筋肉の張りや痛みを軽減して、過緊張状態の改善につなが…

言葉によるセクハラ

福田淳一財務次官のセクシュアル・ハラスメント疑惑をめぐって、新聞もテレビも熱を帯びて取り上げていました。18日、福田次官は辞任表明し、ただしセクハラ疑惑は否定しました。19日、テレビ朝日が急きょ、セクハラ被害を受けた女性社員の存在を公表しまし…

老いの哲学:「いる」ということ

介護士として、高齢者と触れ合う中で「老いの哲学」について考えています。これはエリクソンいうところの第8段階の「のちの在り方」です。第8段階「老年期」(60代半ば以降)が「英知」を課題とする段階であるなら、そこで終わらないのが人の世過ぎ、と日々…

言語論的転回2)日常言語の使用と間違った考え

母の入院で、まとまってものを考える時間がありませんでした。母はショートステイに移動してかなり落ち着いてきたので、私もまた、以前考えていたことに少しずつ戻ることにします。 認識論的転回から言語論的転回への変化があって、「何を人間は知り得るか」…

作品と作者

今年の桜は早かったです。お花見もまだゆっくり行けないまま、今週末には散り始めるだろうと言われ、ちょっと焦りますが、今年の花は仕方ないかな。やたら忙しかった3月が終わり、4月ももう4日です。 さてこういうときは、少し日常を離れるに限ります。芸術…

「のちのおもいに」

24日参加した「千葉・茨城教授学研究の会」で、立原道造の詩「のちのおもいに」(立原道造第一詩集『萱草に寄す』)が取り上げられました。抒情的で美しいこの詩は、細かく読んでいくとよく分かりませんでした。ただ「のちのおもいに」はどんな思いかという…

「何とかなる」は「人事を尽して天命を待つ」こと

お彼岸の中日は雨で、22日、漸く墓参りして来ました。お寺の境内の枝垂れ桜が大分咲いていました。 23日は、利用者さんと一緒に牡丹餅をおやつに作りました。もち米を炊いて小ぶりのお団子を一人3つずつ作ってもらい、粒あんときな粉とゴマの3種類の味を楽…

ワイドショーから

ここ何日か、新聞およびテレビのワイドショーは、森友問題で沸いています。学校法人「森友学園」問題をめぐり、財務省の決裁文書が書き替えられた疑いがあるという報道は、朝日新聞の2日付朝刊で始まりました。 契約当時の文書にあった「特例的な内容となる…

直に向き合うことの重要性

紆余曲折をへて、漸く母の(吐き気が止まらない)という症状の原因と思われるものが特定されました。原因が分からない9日間は、不安と疲労がたまっていく状態でした。担当医師からの説明を求めても、時間が取れないということで会えませんでした。これって…

マズローの欲求5段階説

土曜日に弘道館公園へ行ったら、梅が見ごろでした。それから病院へ行って、母としばらく話をして帰って来ました。病気になったり、高齢で介護を必要とするようになると、マズローの欲求5段階説を実感します。 アブラハム・H・マズロー(1908-1970)はロシ…

諦める力

母の入院で、老いとその終焉の問題を改めて考えさせられています。年齢もあり、急変したときどうするか、を考えざるを得ませんでした。朝日新聞2011年10月の「逆風満帆」で、小児科医の細谷亮太さんへのインタビュー記事が3回にわたって掲載されましたが、「…

3月と言えば‥‥

昨日はひな祭りでした。母が入院しているので病院に行ったりしていて、すっかり忘れていました。まあ、今は別に何もしていませんが。お昼を食べるので、病院を抜け出して、工事中の大手門のところに敷設してある階段を上り下りして、弘道館の前に出て、水戸…

春の嵐

今朝は大荒れのお天気でした。午後からは晴れましたが、風が強かったです。春の嵐、言葉のイメージは何となく明るさに向かっていくわくわく感がありますが、現実の天気はものすごいもの。 昨日、左肩に痛みが出て、整形外科に行って注射してもらいました。石…

言語論的転回1)言葉と心の中の何かの関係

私たちは、何かを理解するとき、ごく自然に言葉を使っています。何かもやもやと感じたものを「えーと、えーと」という感じで言葉を探し、ぴたっと当てはまる言葉や表現が見つかったとき、「そうだ、分かった」と感じます。でも異なる側面を見て、あれっ、ち…

オリンピックと内面的促し

オリンピックのスピードスケート、女子団体パシュートで金メダルを取ったニュースで、昨日は沸いていました。美と力が合致する隊列の美しさには見惚れました。あの一瞬(3分弱)を作り出すために、どれだけの練習がなされてきたかを思うと、何とも言えない思…

他者理解と言葉、距離

冬季オリンピックでは、スピードスケート女子も活躍しています。カーリングも頑張ってるし。そう言えば、フリースタイルスキー・エアリアルのスイス代表団選手の一人ミーシャ・ガッサーさんの父親と現在の奥さんが、一年前に自転車でスイスを出発してピョン…

愛について3)コミュニケーションとしての愛

ピョンチャンオリンピックで、男子フィギュアが金銀をWで獲得しました。やったーという感じです。羽生結弦選手の姿にはやはり感動します。リンク際で3位を取ったハビエル・フェルナンデス選手(同じコーチについている同士)と抱き合って泣いている姿を見た…

他者を理解することのメルクマール

15日は暖かい日差しが気持ちのいい一日でしたが、16日はまた寒さが逆戻りしてきました。2月は毎年寒いのですが、今年は1月から寒かったので、それに大雪も降ったりして、身体が縮こまりがちになってます。身体が縮こまると心も縮こまるのかなあ。 人間関係論…

認識論的転回3)イマヌエル・カント

昨晩、雨が降っていました。今朝は晴れていて、暖かでした。ただ北陸方面の雪は大変で、タンクローリー車が到着しないので、ガソリンスタンドでの販売に困難が生じているようです。コンビニエンスストアにも品物が届かない。自然の力は、私たちの生活を直撃…

認識論的転回2)ジョン・ロック

認識論的転回とは、デカルトに始まる近代哲学が、存在論中心から認識論中心へとその軸足を移動したことを言います。そしてこの動向は、カントの批判哲学で頂点を極めたと言われています。 ジョン・ロック(1632-1704)はイギリス経験論哲学者で、イギリス人…

認識論的転回1)デカルトの<心の発明>

昨日の夜、『人体⑤「〝脳〟すごいぞ!」』を見ましたが、うーん、もう少し踏み込んで欲しかった内容でした。ただ、脳のひらめきの瞬間と、ボーっとしている瞬間とが同じ状態にあると言うことが、脳のMRI画像で解明されたことには納得。「デフォルト・モード…

愛について2)

さすがに3日続けて勤務は疲れました。帰りにマッサージに寄ったら、かなり関節が固くなっていると言われました。まあ、散歩もしてないし、あまり体操もしていないので。 さて、森有正が、肉体の生はただ一回限り、「だから、ほんとうの愛も唯一つしかない。…

h-miya@concerto.plala.or.jp